俳句・短歌

「たい焼き屋」

 

夏バテを知らぬ陽気なたい焼き屋

暑い夏も元気なたい焼き屋の主人は
いつも声掛けをしてくれます

おばあちゃんの大好きな
たい焼きをよくここで買います

 

こおろぎや鳴き声個性ある二匹

同じ鳴き声で鳴いていると思ったら
二匹の鳴き声はそれぞれ違って
合唱していました

だんご買うスーパーの空鰯雲

盆東風(ぼんごち)や靴下恋しい朝となり

蓑虫のポストに揺るるや便り待つ

 

 

 

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「時代の流れ」

 

若き頃一口で食べし栗きんとん今宵は小さく味わいており


カード入れチャージ金額決めて押す 時代の移りに戸惑いながら

 

どくだみの化粧水を作りたり琥珀の色の瓶の鮮しき

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背と腹を擦りてやればかけ声を「よいしょよいしょ」と
  
   義母はかけくる